2013年10月30日水曜日

吹奏楽部の部長さんとのレッスン

九月、ある学校に
レッスンに行ったときにトロンボーンの生徒が「最近とても調子が悪い。息が全然続かない。」と相談してくれました。

前のレッスンは一ヶ月前、その間彼女に何が起こったんだろう。調子が悪くなったその時に考えていたことや彼女自身に起こった出来事を思い出すお手伝いをしました。

すると彼女は自分で「九月から部長になった。部長だから今よりもっとうまくならなければいけない」と考えていたことに気づいてくれました。

そこで、「演奏する時は部長という肩書きを忘れて、バンドの1メンバーとして音楽を楽しんでもいい」ということを提案しました。
音はとても開放的な響きになり、彼女自身がラクになったとフィードバックをくれました。
...
部活の部長や、先輩になったときに、もっとうまくなりたいという気持ちは素敵です。
自分を突き動かす大きなエネルギーなりますよね。
けれどそこに義務感や責任・〜しなければという思考が加わると身体を固めてしまい思うように演奏できなくなることがあります。

部長であるため、先輩であるためにうまくなる必要はなくて、音楽が好きでもっとうまくなりたい、いい演奏をしたいと思っている彼女の本当の
望みに繋がったレッスンでした。





森岡 尚之 / モリオカ ナオユキ トロンボーン&金管トレーナー/アレクサンダーテクニーク教師養成コース在籍プロフィール
アレクサンダーテクニークとの出会い

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