2013年7月1日月曜日

「心配」が演奏プランに組み込まれていた!



先日ボディチャンス校長のジェレミーのレッスンでこんなことに気づかせてもらいました。

僕は演奏し始める直前に『ちゃんとできるかな?』『新しいプランは上手く使えるかな?』
『音が当たらないんじゃないか』『音程おかしくないか?』『息は足りるの?』などなど、ほんの一瞬で様々な「心配」をしていました。


この『ちゃんとできてるかな?』っていう心配が音を出すためのプロセスの一部になっていたようです。そして、よりよい演奏をするために新しいプランを用意しても、そのほとんど無意識に起こる「心配」が前のプラン(習慣)に引き戻してしまうんだそうです。
吹く直前に上に書いたような心配をしていることは自覚していましたが、これも習慣なのかーと改めて思いました。


けれどいくら心配しても、演奏してみなきゃわかんないんです!
当たり前ですがちゃんと吹けたかも、新しいプランが使えたかも、音があたったかも、
音程が合っていたかも、息が足りたかも、演奏した後でないと分からないし、感じることができないんですね。

つまり演奏する前から、ちゃんと吹けている感覚、音がキレイに当たる感覚、気持ちいい音程で吹けている感覚を呼び起こそうとしていたけど、そんなことは不可能なのでした。


このクラスで印象に残っているのは、何かをするとき、考えて→動いて→感じる というサイクルがあるのですが、上手くいってない時は、考えて→感じて→動く と順序が逆になっているということ、
この説明と自分の習慣を照らし合わせるとかなり納得できました。
ジェレミーが『感覚は過去(起こったことの結果)を教えてくれるもので、未来を教えてくれるものじゃない』と言っていたのも印象的でした。




また、演奏する直前に先ほど書いた心配が浮かんだ時、「音をはずしている自分」「息が足りなくなって苦しそうに演奏する自分」「音程が合わなくて気まずい雰囲気」を想像してしまいがちです。
でも、この想像に出てくる自分は、まさに今までの古いプラン(習慣)を使っている自分なので、古い習慣に引き戻されても仕方ないですね。



ここまで納得できたのですが、どーしても「心配」を手放すことができないとジェレミーに相談しました。

すると、「これは絶対に負けることのないギャンブルなんです」と。

よく意味がわかりません笑

続けてジェレミーが
「負けたときは、前の習慣に戻ったとき。
新しいプランを使うか、前の習慣に戻るか、それだけ。
だから負けようがないんです。」
「同じ感覚は絶対にやってこない。
同じプランを使ったとしても、結果やってくる感覚は毎回違う。」

この話を聞いてずいぶん気持ちが楽になったし、
常に安定した同じ感覚を感じようとしていたことに気づきました。
新しいプランを使うか、前の習慣に戻るか、そして新しいプランを使ったとしても結果(感覚)
はいつも違っていいんだと思えることで、演奏する直前の「心配」がずいぶん減りました♪

この話の直後演奏しましたが、とてもラクで楽しかった!!・・・
見ていた方も、「目が笑っていたよ」と言ってくださいました。
昔は「どーしてそんな怖い顔で演奏するの?」と言われていたので(笑)、とても新鮮で嬉しいお言葉でした!