2014年1月10日金曜日

演奏中の脚を動けるように。



今日は2014年一発目のボディシンキングのクラスでした。
今日のテーマは股関節。

ボディシンキングのクラスは一年かけて頭と軸(脊椎)から始まり、発声と呼吸、腕・手、脚・足について学びます。
ちょうど今は脚について学んでいるところ。

というわけで、今日のクラスでは、トロンボーンを演奏する時の脚の動きをみてもらいました。

前々から、演奏中ひざがつっぱって脚全体を不要に固めている自覚はあったのですが、どうすれば余分な力をゆるめることができるのかわからないでいました。


演奏しているところを見てもらうと、『体重を脚の内側同士で支えているのではないか』というフィードバックを頂きました。

体重は脊椎の前側である脊柱を伝わり、骨盤から両脚の骨に伝わっているのですが、脚の内側で支えようとしていたことで重さが効率良く伝わらず、結果的に関節を固めることで頑張って支えていたのかもしれません。

ひざがつっぱったり、股関節・脚全体を固めていたのには、そうせざるを得ない理由があったんですね。『固まっている』という《症状》自体をどうにかしようとしていたけれど、それを引き起こす《原因》にカギがあるようです。

そこで『体重は脊柱を伝わり、骨盤から両脚の骨に分かれて、脚の外側を伝わっていく』と想像してみると、固めていた股関節もひざも緩んで自由になりました。


今までは、自分の身体を支えるために関節を固めて、筋肉が頑張っている感覚でしたが、骨格が身体を支えてくれているという、安心感が得られました。


今回レッスンで脚についてみてもらったのは、演奏と脚の動きがどう関わっているのかという単なる好奇心からだったのですが、股関節とひざが緩むと、呼吸がとてもラクに、しやすくなりました。


さらに詳しく探求していきたいテーマです。
ひとまず今日は、脚を動けるようにするプランが見つかり、よかったです(^^)


森岡 尚之 / モリオカ ナオユキ
トロンボーン&金管トレーナー/アレクサンダーテクニーク教師養成コース在籍
プロフィール
アレクサンダーテクニークとの出会い

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