2013年9月3日火曜日

自分の望みを見つける

先日、高校のとき師事していた先生と金管五重奏の本番でした。
3日前のリハーサルの段階から極度に緊張して、リハでも音がうまく出なくなって、本番までの二日間、調子が悪くなり楽器を吹くことが苦しくなっていました。

「このままじゃ失敗する」「もう呼んでもらえなくなる」「本番行きたくないなあ」とか色々考え始めちゃって。

とは言っても、一度引き受けてリハにも参加した仕事、行くしかない。

こういう時こそ、アレクサンダーテクニークを使ってみようと、今まで教わったことやってみるけど、どれもうまくいかない。...

前日の夜、「やばい。ほんまどうしよ。」って思ったとき、ふと、
『何に対して、こんなに恐怖を感じてるんだろう』と考え始めて、自分の考えていることを一つ一つつまみ出して見ると、『失敗』という言葉に過剰に反応しました。そして『失敗しないようにアレクサンダーテクニークを使おう』としていたのですね!

自分の思考がある程度特定されていくと、『明日って金管五重奏やんね、金5って僕が1番好きなアンサンブルやんか!』と、ここですごい大事なこと思い出しました!

じゃあ単純に金管五重奏の中で演奏したい!演奏するためにアレクサンダーテクニーク使おうってやってみたら、さっき試していたプランもうまく働くようになってようやく自分らしい音になってきた
内心、間に合ってよかったとホッとしました(^^;;


今まで教わってきたことや、身につけてきたことは、自分のやりたいことのために得たもので、やりたいことのために機能するんですね!
それは、失敗しないために身につけたものではないということに改めて気づかされた体験でした。



 

森岡 尚之 / モリオカ ナオユキ トロンボーン&金管トレーナー/アレクサンダーテクニーク教師養成コース在籍
プロフィール
アレクサンダーテクニークとの出会い

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