2017年4月10日月曜日

楽に吹けたらいいなあ

先日、管楽器を演奏する愛好家の方が体験レッスンを受けてくれた。

「力が入ってしまうので、楽に吹けるようになりたいんです。」とのこと。


体験レッスンなので短い時間ではありましたが、演奏するという行為にアレクサンダーの原理を応用してレッスンをしました。


こちらから提案させて貰うたび、

「楽になりましたけど、」

「楽でしたねえ…」

「いや、楽でしたよ!?…」


けどって何や
楽に吹けるようになりたい違うんか


なんだかパッとしない感想
楽に吹きたいの、その先に何かあるんだろうなあ、と想像しながらレッスン終了


次回のレッスンが楽しみです!






2017年4月1日土曜日

本番直前に突然…

オペレッタ『メリーウィドウ』のアンサンブルに参加して2ヶ月、歌うことも、踊ることも、演技をすることも、何もかも新鮮です。

これまでマエストロや演出家の先生方、キャストの皆さん、アンサンブルの皆さんのご指導と場を和ませるユーモアのおかげで楽しく稽古に通ってきました。

ところが、昨日練習に参加した時、急に自分の様子が変わりました。
自分の中から

「音が全然取れてないぞ!」
「声が出ていない。」
「こんな場所に立っていて、場違いではないか?」
「何もかもがダメ!!」

という風に野次がひっきりなしにとんでくるのです。
とうとうその野次ひとつひとつに聞き入ってしまい「ああ、そうか…全然だめだなあ…」

身体の動きがぎこちなくなり
動きも小さくなり
声が出なくなり
周りの声が聞こえなくなり
音楽を感じなくなり
1人孤立したような気持ちになってしまいました。

その野次ひとつひとつにいくらか事実が含まれていたとしても、それはひとまず置いておいて、
そんな野次を飛ばしてくる自分の態度にとても腹立たしくなりました。


この声は、僕が楽しむのを邪魔しようとしているだけでないか??


その声にしたがってもっと声を出そうと、身体を動かそうと必死になったときに
『これは、これまで練習してきたことと全然違う』というのに気づきふと我に戻りました。


この野次は、自分にとって習慣的で馴染みのある声でしたが、
今の自分に適したアドバイスをしてくれるどころか、楽しい気持ちを奪い去って身体をぎこちなくさせてしまいます。


自分の在り方に気づいたおかげで、足裏から伝わる床の感覚を思い出し、ぎこちない身体がほどけてきました。


いよいよ明日が本番!
初めてだらけで不安もあるけど楽しみです!!



2017年3月21日火曜日

朝シャン









今朝のこと。

目が覚めてすぐに昨晩のことを思い出した。

昨日はお風呂に入らず寝てしまった。

仕事へ行く前にシャワーを浴びようと身体を起こすと、知らない声が聞こえてきた。

そうだ、今朝はお風呂の工事だ。
(おじいちゃんが安全に入浴するための)


洗面台で顔を洗ってもなんかすっきりしないので、頭も洗ってしまおうと〈朝シャン〉を決行。


シャンプーをつけてゴシゴシまではよかったんだけど、すすがなきゃいけない。
洗面台に頭を突っ込んで、排水溝に鼻先が付くんじゃないか、蛇口が頭に当たってるしという地味な状態でチョロチョロとシャンプーを洗い流す。


ところがどうしても、お湯が届かない。後頭部の泡が流れない。
これ以上無茶をすると服も、洗面台も、床も水びたしになってしまう。

目をつぶりながら、あと少しあと少しと何度もつぶやく。蛇口をもつ右手にも力が入る。



すると、予想外のことが起きた。

あと少し、あと少しと何度も願っているうちに、お湯が後頭部に届いてゆく。
泡まみれのところが、あったかいお湯を通っていく。
目をつぶっているせいで何が起こったのかを理解しなかった。

驚いた僕は、顔をすすぎタオルで水を拭ってすぐに蛇口を見た。























※イメージ


蛇口がぐーんと伸びてる。
伸びるタイプの蛇口だったのだ。

僕はこのことを27年間気づいていなかった。
僕が生まれた時から、そうなのに。

そこにあるものに気づく
本来の長さに気づく
ってとても大切で便利。


このブログは久しぶりの更新でしたが、
トロンボーン×アレクサンダー
健やかにトロンボーンを吹く
管理人の森岡は、アレクサンダーテクニークのレッスン活動を続けています!

というご報告でした。



2016年5月18日水曜日

胴体も練習!

今日ギターを演奏する方とのレッスンの中で、指の動きのぎこちなさや固さについて質問がありました。

演奏している曲も楽器も、指の細かなテクニックの要るものなので指の仕事についてはとても練習されていました。
ところが演奏している音楽と関連して、手・指以外にも大きな動きがあったのです。


頭や首、胴体でビートを感じて刻んでいる動き。

この体でビートをとる、を少し練習してみませんか?と提案。

ビートを感じながら動いているのは頭・首・胴体のどの辺ですか?
と聞くと、

胸のあたりでビートを感じているとのこと。

では、試しに頭・首・胴体が1本の棒でできていると思いながら、

ビートを感じて動いてもらいます。

すると、本当に1本の棒でできているかのように、胸のあたり「だけ」で折れ曲がっているような動き方になりました。

次に、主に動いているのは胸のあたりだけど、脊椎は24個の骨が連なってできていて、そのてっぺんでは頭蓋骨とも関節を作ってる。なのでビートを感じて動くときに頭から胴体全部が連動して動いていい、と思いながらビートを感じて動いてもらいました。

今度は動きが「丸くなった」印象がするとのこと。

演奏をしながら試してもらうと、テンポ感や音楽の流れに変化があり、指で弾いた音のひとつひとつがより明確によく響くようになっていました。

弾くのが楽になったとの感想を頂きました(^-^)

というわけで、胴体の練習笑でした。
結果的に指の動きにも影響があったようです(^^)

◆管理人プロフィール◆
 

森岡尚之 / もりおかなおゆき
 
大阪府高槻市出身。
大阪音楽大学トロンボーン専攻卒業。トロンボーンを今田孝一・呉信一各氏に師事。
2013年よりbodychance アレクサンダーテクニーク教師養成課程で学び、2015年8月ボディシンキングコーチ資格を取得。
宝塚歌劇オーケストラトロンボーン奏者/山下浩生氏の主催するトロンボーン合宿にてレッスンを行うほか、大阪で「トロンボーン奏者のための身体の使い方」1日セミナーを開催。また学校吹奏楽部への出張レッスン、音大生など音楽家との個人レッスン、アイディア音楽センターでレッスンを行っている。
bodychance認定ボディシンキングコーチ


体験レッスン予約受付中です。
※個人レッスンも承っています。
◆レッスン情報◆

2016年4月16日土曜日

現在地を知る

今、野洲にいます。




「健やかにトロンボーンを吹く」管理人の森岡です。


僕は、ボディシンキングコーチという資格を取得し、ボディチャンスで学んだアレクサンダーテクニークの原理やボディマッピングを教えています。

レッスンの中では人の筋肉や骨など動きについての解剖学的な情報も出てきますが、それは僕が考える正しい身体の使い方を知ってもらうためとか、理想的な姿勢を目指してもらうということとは違います。


アレクサンダーテクニークは「やりたいことをやるため」のものだし、そのやりたいことが演奏であれば、演奏の役に立つものです。


現実的な身体の情報は、演奏の役に立ちますが、そのために欠かせないのは自分がいる現在地を知ることです。

アレクサンダーテクニークのレッスンの中では、「あ、こうすればいいのか」「自分は今までこう考えていた」といったことがよく起こります。
今の自分の現在地から、やりたいことをやるためにはどうすればいいかと考えます。


「正しい身体の使い方はこうです。これを身につけなければいけません」という視点ではありません。
これは、現在地に対しての繊細さに欠けていて理想とされる「結果」だけに注意が向きやすいです。
このような情報には、受けとった人がどの現在地にいるかによって、その「結果」への道のりがそれぞれ異なるということが抜けてしまいがちになります。


自分の現在地は、
「信念」
「思い込み」
でもあります。
それが動きや緊張として身体で表現されています。

今持っている信念や思い込み、考えが自分のやりたいことにどう役立っているか、どう関わっているかという視点を持つと、ただ何かを付け加えていくだけの足し算のプロセスから、今自分のやっていることを選択し直したり、必要のないものを「やめていく」ことができます。




◆講師プロフィール◆
 

森岡尚之 / もりおかなおゆき
 
大阪府高槻市出身。
大阪音楽大学トロンボーン専攻卒業。トロンボーンを今田孝一・呉信一各氏に師事。
2013年よりbodychance アレクサンダーテクニーク教師養成課程で学び、2015年8月ボディシンキングコーチ資格を取得。
宝塚歌劇オーケストラトロンボーン奏者/山下浩生氏の主催するトロンボーン合宿にてレッスンを行うほか、大阪で「トロンボーン奏者のための身体の使い方」1日セミナーを開催。また学校吹奏楽部への出張レッスン、音大生など音楽家との個人レッスン、アイディア音楽センターでレッスンを行っている。
bodychance認定ボディシンキングコーチ


グループレッスン予約受付中です。

2016年4月15日金曜日

体験者の声

《受講者の体験談》

これまでグループレッスンを受けてくれた方からの体験談をご紹介します。



足立 沙織さん (トロンボーン奏者)
「ブレスの時の体の使い方、腹筋の不必要な使い方をしていることが分かり、本来のブレスのやり方がわかったように思いました。」



A・Kさん(トロンボーン奏者)
「息の使い方がよくわかり、悪いところが理解でき改善できた。」


葛谷 佐和さん(トロンボーン奏者)
「今までは「とにかく吸えるだけ吸う」だったのが「フレーズを吹くために必要な分吸う」と具体的になり、イメージがはっきりして呼吸が自然になりました。また横隔膜や肋骨や背骨の呼吸をするときの動きの様子がわかったので意識しやすくなりました。」


匿名(トロンボーン奏者)
「今日の講座で、私が普段の練習やレッスンなどで、頭ではわかっているけれど実践できなかった息の使い方のコツが少しつかめた気がして、すごく勉強になりました。また、新しい気持で明日から楽器が吹けそうです。」



匿名(トロンボーン奏者) 
「今回参加して一番驚いたことは、自分の身体のイメージをちょっと変えるだけで吹きやすさが全然違う!というところです。自分が持っていた背骨についての認識を変えた瞬間、音を出す前から『あ、これは全然違う気がする』と思ったのですが、吹いてみると本当にびっくりするくらい全然違い、楽になりました。等身大の人体模型がまたイメージを助けてくれたように思います。
その他にも次々といろいろなアイデアをいただいたので、練習中に意識するようにしています。どうしてできないのかと考えるより、やりたいと思うことをやろうとすることが大事なのですね。
また、このところ整骨院に通っており、毎回背骨の動きの悪さを指摘されていたのですが、このグループレッスンの次の日に行ったときに『今日はよく動くようになっていますね!何かしましたか?』と驚かれました。演奏だけでなく、身体の調子も良くなりそうです。」



齊藤 依里奈さん(トロンボーン)
「とても有意義な時間で時が経つのがとても早く感じました。
昨日得たものは本当にたくさんありましたが、やはり内圧の話が一番印象に残っています。最近は力を入れない事がいい事だと思っていて、筋肉を積極的に使う事を避けていたように思います。これからは積極的に使っていこうと思います!また、局所的にでなく体全体を意識する事も印象に残っています。頭の位置に始まり、肩、腕、背中の筋肉を使いマウスピースを口まで持ってきてから吹く、という一連の流れを感じながら練習していこうと思います。今まで自分の体についてここまで深く意識した事は少なかったのでとても楽しいレッスンでした。また、体の筋肉を積極的に使う事でポジティブに練習できそうです。」



匿名(歌手、トランペット)
「自分のことなのに、自分のことが分かっていなかった!と思う瞬間が、何度もありました。
楽器を吹いている姿、歌っている姿。何より、それを無意識でしている瞬間の自分。その時、自分の中で何が起こっているかを知ることが出来て、気づくことに繋がり、それがまた新たな自分を見つけるキッカケを与えくれました。

自分のことなのに、表面的でしか自分の身体がどうなっているか分からなかったのです
だから自分自身とても勘違いしていることが多くて、無駄な動きをしていました。
自分を知るキッカケが増えることによって、心も落ち着いていきました。
何より、私は気持ち的に上がったり下がったりが多くて、とても不安定だったけれども、自分を知ったり、限界を知ったり、なんせ、コントロール出来るのはこの自分自身だということ。
自分が自分の操縦をする!
とても当たり前なことなんだけど、私はこの大切なことを忘れていました。

身体の無駄な動きを取り除くことによって、心が楽になったり、その逆が生まれたり。
人それぞれ違うように、私に合った、意識の変え方や、身体の使い方(意識の使い方)を教わることによって、音楽がもっと好きになっていきました。

知らないことを知ることがこんなに楽しいなんて。そして、今以上にもっといい方向に向いていけるなんて思っていませんでした!悩んでる根本的なものをこんなにすっきりカタチにしてくれるなんて、、アレクサンダーテクニークがもっと広まっていけば!と思います。
ありがとう!アレクサンダー!」
 



 

2016年4月10日日曜日

社交ダンスとOBバンドの指揮

今日は、母校のOBバンド、今シーズン初練習でした。
トランペット2人、ホルン4人…‼︎、クラリネット1人、フルート1人からスタート。ここから1000人入る大ホールでの演奏会を目指します(既に会場は押さえてあります)。これはとっても刺激的で面白いことだと思います(^^)

やりがい大ですね。
1年間アイデアを練ることや、ワクワクドキドキな不安を感じることには困らなさそうです。
今日は最終的にトランペット1人、ユーフォニウム2人(1人は見学)、サックス1人が増え、合奏できる曲も拡がりました。


僕はこのOBバンドで素人ながらも指揮を振らせてもらっています。
ところで今日指揮を振りながらふと、先日社交ダンスの体験レッスンを受けに行ったことを思い出しました。


踊りなんてほとんど未経験でしたし、本格的に習ったこともなければそもそも普段運動をすることすら珍しいのですが、ダンススタジオで働く友人の勧めで踊りに行きました。

そこで体験した社交ダンスは、ペアダンスなのでインストラクターの方と一対一で踊りながら教わります。

そのため初めて知ったステップ、体験レッスンなのでそれほど難しいものではないですが、それを覚えるために自分のことだけに集中することができないんですね。
常にパートナーとコンタクトを取り続けていて、お互いコミュニケーションを取りながら動くので。

少しステップを踏むのに慣れてくると、今度は男性が女性のリードをするようにと促されます。
踊りながらどの方向に進んでいくかや、女性に回ってもらうよう促したり、顔の向きでどちらの方向に体を向けてもらうかを体験させてもらいました。

その時にインストラクターの方が指揮者のようにリードしてと言っていたのを今日の合奏で思い出したんです。

相手とのコミュニケーションの中で、自分の音楽やテンポを動きをもってどうお誘いするか?

これまで合奏の中で、自分の思い通りにならない状況や、自分がどうしたいか明確になっていないときに、すごく自分の身体を緊張させていたことに気がつきました。
「それはちがう!そうじゃない!」ってことを表現したのか、「こうしてくれ!」と強くお願いしていたのか、もっと注目してもらうためだったのか…


ペアダンスを体験した時には、合奏をしている時よりもお互いの距離感が近く、常にコンタクトを感じられるので、一方的な指示を出すことがうまくいかないことがすぐに理解できました。
自分の意図に相手を誘うという感じかな?と勝手に解釈しています。

でもそれは、合奏の中でも同じことで、相手とのコミュニケーションの中で、自分の音楽やテンポを動きをもってどうお誘いするか?ということだと思ったのです。

どうやったら相手を自分の音楽へお誘いできるだろう?自分のお誘いに対して相手はどう反応しているだろう?と考えながらやっていると楽しくなってきました
それが上手くいく方法なのかはわかりませんが、今までの自分のやり方よりも好きなやり方だとすぐに思いました。


機会があればまた受けに行きたいですねえ。踊ること自体が新鮮で(笑)楽しい体験でした(^^)